16. BOSS Bass Comp BC-1X
以前にも書きましたが、ベースは(ギターもですが)本体のみならず周辺機器の拡張が楽しいわけで、さっそく何かエフェクターを買ってみようと思いました。ベーシストの中には直アン派で、ほとんどエフェクターを使わない方もいらっしゃるようですが、まあとりあえず色々試してみたいと思います。
で、何を買うかを考えたところ、まずはコンプレッサーかなと思いました。音を整えてくれる、言うなれば女性のお化粧のようなモノということで、ベーシストのマナーと言ってもよいでしょう。初心者のうちから使うなという人もいますが、ガンガンにかけるのではなく、補正的に使えば練習も楽しくなるのでは?と思いました。
調べてみると、定番からシンプルなものから複雑なものまで、色々ありますね。その中で良さそうだな~と思ったのがこれです。
比較的新しいデジタルエフェクターで評価も高かったので、つまみも4つで使いこなせそうだし、見た目もカッコ良いので決めました。ベース専用というのも嬉しいですね。我々の世代は「エフェクターと言えばBOSS」みたいな時代を若い頃に経験しています。
実際に使ってみて分かったことが2つあります。1つは、コンプレッサーは大きな音を抑えて均一化してくれるのですが、逆に小さな音が少し強調されてしまうということです。初心者のうちはフィンガリングの際の不要なノイズや、ミュートしきれていない弦の共鳴など、余計な音が結構鳴っているものですが、それらが目立ってくるのです。考えようによっては、それで気を付けて練習することで上達するとも言えます。
もう1つはデジタルエフェクターは電池を食うということ。何度か練習しているとすぐに電池が消耗してしまいました。そこで以前に別の用途で買ったBOSSのエフェクターのACアダプターを引っ張り出してきて使うことにしました。これで安心です。
15. ベースアンプ
ちゃんとしたベースを買ったので、次に必要なのはベースアンプです。当面ライブの予定はあるはずもないので、練習用の小さなものに的を絞りました。
ここでも私はデザイン優先なのです。その観点で行くと、FenderやAmpegは地味で、Hartkeはハイテク過ぎ、Markbassは派手で、Orangeも何か違う、敢えて選ぶならPhil Jonesあたりがモダンで良いかな~?と思っていたところで、たまたまこれを見つけました。
AshdownのB-Socialというモデルです。まずフロントの木目が良い。Ibanez SR750ともマッチしている。そしてオジサンの心を鷲掴みにしたのは、アナログのレベルメーターでした。オジサンはこういうのが大好きなのです(笑)
というわけで、見た目のナチュラルさとは裏腹に、ワイヤレストランスミッターが付いていたり、ブルートゥース対応だったり、なかなか出来る奴なのです。
14. Ibanez SR750
もう5年くらい前の話です。好きなデザインのベースを探し求めて辿り着いたのがIbanez SR750でした。
ピックガードのないスタイリッシュなデザイン、木目の感じと色、プレベとジャズベの両方を体験できるPJスタイル、アクティブとパッシブの切り替え付き、もうこれしかないと思いました。
しかし当時は10万円を超えていました。ろくに弾けもしないベースに10万円超えは高すぎないか?悶々とした日々が続きました。
ある日たまたま立ち寄った地元の楽器店で、何と中古のSR750を発見しました!価格は6万円くらいだったと思います。おお、これは神様が買えと言っている!
恐る恐る試奏させてもらいました。大して弾けもしませんでしたが、弦高がちょっと低いなと思いました。そこで店員さんにお願いして標準的な弦高に調整してもらいました。弾きやすくなったので思い切って買うことにしました。
その後このベースは廃番となり、多くの新しいベースが世の中に登場していますが、今でもこのベースのデザインはお気に入りです。あくまでも個人的感想です(笑)
13. ベースのデザイン
こんなこと言うと怒られるかもしれませんが、ベースのデザインって似たり寄ったりですよね。いや、ベースに限らず楽器全般、もっと言うと全ての物は機能を追求すると似たようなデザインになるのは仕方のない事。極端なことを言うと例えば車だって基本的にはどれも似たようなデザインですよね。
それでも少しでも自分の好みに合うものを探して奔走するわけです。真面目な人は機能が第一優先で、楽器で言えば音です。私の場合は音はもちろん大切なのですが、デザインの重要度合いが比較的高く、音は最高なんだけどデザインに惹かれないものと、音はそうでもないけどデザインが気に入ったものでは、後者を選んでしまう可能性が高いです。
ベースのデザインはフェンダーが基本になっていると思いますが、どうもあのピックガードが好きになれないんです。だからピックガードのないベースを求めてしまいます。以前にも書きましたが、私がベースのデザインで惹かれたのはスタインバーガーベースです。でもいきなりスタインバーガーは冒険的すぎる。そこであれこれ探していて辿り着いたのがIbanezでした。話は次回に続きます。
12. ベースの周辺
ベース(広くギター一般)は楽器単体では終わらないところが面白いですね。他の楽器ではおおむね楽器を手に入れればそれでひと段落します。私が他に演奏するキーボードやドラムもほぼ楽器単体で完結していて、最近のキーボードはエフェクト関係は一通り入っているし、ドラムもヘッドやスティックを替えることはあっても出音が大きく変わることはありません。
しかしベースは楽器単体では音が出ないので、直接レコーダーに録音する場合を除いて常にアンプとセットでの音作りになるわけですから、まずはどんなアンプを使うか?というところが重要になります。更に数々のエフェクターが世の中にあふれていて、これらをどう使うか?というところも楽しみの一つです。
練習して演奏技術を磨かなければならないのはもちろんですが、こういった周辺機器のことをあれこれ考えるのもベースという楽器の魅力ですね。いずれこのあたりの事も詳しく書いていきたいと思います。
10. シンソニード・ベース
練習用に購入したアリアのシンソニード・ベースです。
重量2kg、ヘッドレスで取り回しも良く、何と言っても直接ヘッドフォンを差して音を聴くことができます。ピッキングや運指の練習に最適です。
音はアコースティックな感じで、低音はそれほど強くありません。2バンドEQが付いているのですが、いつもトレブルは最小、ベースは最大にしています。これでちょうど良いです。
ピックアップの特徴なのか、弦を弾いた時にヒィーンという共鳴音が少し強めに出ます。邪魔になるほどではありません。
大音量のロックバンドには(見た目的にも)向かないかもしれませんが、少人数のアコースティック系ユニットであればライブでも使えると思います。